Style Guide Miho Iimura Photography こんにちは。東京や東急線沿線の神奈川、横浜を中心に家族写真の出張撮影を行っているフォトグラファーの飯村みほです。 出張撮影やスタジオ撮影に「服は何を着よう?」と悩んだ経験はありませんか。私自身も家族写真を定期的に撮影していますが毎回頭を悩ませています。今回はプロのカメラマンに撮影してもらう時の服装についてのアドバイスをまとめました。 服のサイズはあっていますか? シンプルでジャストサイズの服はその人の魅力を最大限に引き出してくれると言われています。親御さんの場合、晴れの日当日、久しぶりにドレスシャツを着てみたらパツパツ!お子様は時に腕の長さが合っていないので腕まくりが必要だったり・・・日々の慌ただしさで服のことなんて考えていなかったというご家族がほとんどだと思います。 せっかくプロに撮ってもらうなら、おしゃれな家族写真、お部屋に飾りたくなるような1枚が残せたらいいなと思いませんか? 私もです!写っている自分が大好きな写真を残せるように、一緒に準備しましょう。 単刀直入に:全員が白トップスX ジーンズの時代は終わった フォトグラファーという職業柄もあってか、私がもっている服といえば白、黒、グレーばかりでした。都合の良いことに、少し前まで白トップスも流行っていたのかな?という感覚があります。白は爽やかで明るい印象になる反面、白や黒は自然にはない無機質な色。そのため特に屋外での撮影で自然になじみたい場合は部分的に使うことをおすすめします。今はオフホワイトやグレージュ、ベージュなどの色味のベーシックウェアが出回り購入しやすくなっています。 自分らしくいること 普段から白や黒ばっかり、デニムが好き、など特徴があるかたは自分らしさが出るいつもの服装で臨んでいただいて大丈夫です。撮影が終わったら速フリマサイト行きの服を購入するのはナンセンスですよね。この日はパパが無地の黒、ママがチェックという組み合わせで素敵にまとまっていましたよ。 ペアルック・・・やりすぎかも? ここで、他にも避けてほしいものをお伝えします。色は赤、黄色、青などの原色や蛍光色、太いボーダー、キャラクターや動物の絵、ブランドロゴが大きく入ったトップス。NGな理由は、写真をぱっとみた時、目線が大切な顔ではなく、「服」にもっていかれるから。主役はあくまで、生き生きとした家族の「顔」であってほしいからです。もし、偶然にも皆さんが仲良し家族、そしてリンクコーデやペアルックを普段から楽しんでいるのであれば、いつものおしゃれ家族として目立っちゃってください!!! フォーマル or カジュアル ここで七五三の例を2つ。もう少しカジュアルでも全然OKなのですが、家族の着崩し具合がマッチしていることが前提です。全員正装なのに、1人だけ派手な色のスニーカーだったりすると、残念ですよね。下の写真のママが着ているレースも入ったロングドレス、最高にかわいかったです。レースやシフォンは女性らしさが引き立ちますね。 パンツスタイルでバッチリ決まっているこちらのご家族はネイビーで統一しています。 カラーコーディネートでまとめる 桜の撮影に女性はくすみピンク色の模様が入ったワンピース、男性はそのワンピースの模様の色と同色系のワイシャツの色をリンクコーデしてきてくれました。 ここに子どもを入れるとすると、男性のグレー色のパンツにリンクさせて、ライトグレーのトップス、または白のシャツにくすみピンクやグレーのベストやシャツ、サロペットなんかも合いそうですね。これは可愛い♡という幼児女の子のコーデがpetit main (プティマイン)で見つけたので紹介します。 この投稿をInstagramで見る petit main(@petitmain_official)がシェアした投稿 ファッション好き、そして、撮影を口実にお買い物をしたいママさんは、まず、ママが着たいなと思う服を選んでみてください。海外風のライフスタイルフォトが好きなママは、マキシ丈のワンピースはどうでしょうか。まず、ママの色を決めたらその色味に合う色で家族の服をセレクトします。 まず下見でママの着たい服が決めることができたら、ご自宅からその色に似合いそうな色合いの服装で今度は家族全員でショップに行きましょう。センスが良くて気が効く店員さんに出会えればその場で買い足しが必要なアイテムだけオススメしてくれると思います。 おしゃれを感じるプラスα 小物づかいや重ね着を意識してみましょう。Tシャツ、ワンピース、ワイシャツに合わせて、カーディガン、スカーフ、レースなど肌触りの異なる素材を取り入れると質感が重なりが写真に深みを与えてくれます。夏は服がシンプルになるので、大きめのアクセサリーや帽子、レース素材など取り入れるのはどうでしょうか。季節を問わず羽織があると気温によって調節できますね。ニット素材は写真に温かみを加えてくれるので、おすすめです。 その他の注意点 ファッションと同じくらい、難しいのがヘアスタイルかもしれません。子どもと一緒の屋外撮影では、走ったり、風が吹いたり、下を向いたりなどなどかなり髪が自由に動きます。そんなニュアンスのある空気感がある写真もありなのですが、多くの撮影はいわゆる記念写真を中心となると思います。そんな時、髪で顔が隠れてしまうとあとでガッカリすることになりかねません。まとめ髪も好きなママはまとめてもらった方が安心です。下の写真は大人2人だけのハネムーン写真でした。髪を降ろしているほうが好きでしたら、ハーフアップにすると顔まわりがスッキリします。また子供がいる撮影ではスカートは膝下の長さの方がおすすめです。 そして・・・子供が用意した服を着たがらないというまさかのパターンもあります。3歳前後だとこだわりも強いのでいつものお気に入りの服でなるべく色合わせが良い1枚をバックアップで準備、あるいは、子供のお気に入りをベースにコーデするのもアリですね。事前にこんな事態を心構えしていることで当日を笑顔で過ごせますね。 家族全員同じブランドでまとめる 家族全員、同じブランドで買い物ができると楽チンで、コーディネートの成功率が高くなりますよ。 こういったお店は、店頭に家族コーデ、リンクコーデの例がマネキンやディスプレイされていることも多いですよね。 普段は素通りだったり、目立つ1アイテムだけ気になったりも多いのですが家族全員のコーディネートという観点で観察すると普段の親子コーデのヒントが得られるかもしれません。コーディネートが苦手なご家族はディスプレイそのまま丸っと大人買いするのもアリです! 幼児からパパ、ママまで同じ店舗で完結するファミリーブランドのショップリンクを紹介します。 UNIQLO (ユニクロ) GAP […]