日赤広尾の「出産クラス」参加レポート

先日、出産予定の日赤周産期医療センターで開催された出産クラスに参加しました。このマタニティークラスに参加する、しない、または一人で参加するか旦那様と一緒にするかを悩んでいる人や、日赤広尾でのお産がどんな感じか知りたいプレママの参考にしていただければと考えその様子をレポートします。

追記:2018年8月からのマタニティークラスWeb予約が開始されました。

私は夫と2人で参加しました。日赤の検診は平日なので、夫は日赤広尾病院へ行ったことがありません。土日にも開催される出産クラスなどのマタニティークラスに夫と共に参加するのは、いざという時に夫がが後から駆けつけてくれる時の練習になると考えたからです。そう聞くと二人参加が多そうだし、1人で参加するのは気がひけると感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、あまり気になさらずに!私の参加した時は12組ほどで2人は1人参加でした。通常の診察は少し慌ただしく終わってしまうのでこのクラスで流れを押さえておくと少し気持ちにゆとりを持って出産を迎えられるのではないでしょうか。

さて、駅のバス乗り場を確認しつつ、私達は運動のため恵比寿駅から徒歩で向かいます。私は検診の時もなるべく歩くようにしています。道順はバスと全く同じでゆっくり歩くと20分くらいかかります。

病院に着くと土日は休診日なので病院の入り口が時間外出入口に限定されていたり、売店がやっていなかったりと普段と違う様子。普段だとエスカレーターでも上がれますが、休日は周産母子専用エレベーターで5階のマザーフレンドリーホールへ向かいます。

受付は15分前から開始でした。母子手帳にスタンプを押していただけるのと、1人1000円の受講料の支払いがあるので、手帳と診察券を持っていくのを忘れないようにしましょう。支払いは次回の検診日に合算していただけるので、当日現金の用意は不要でした。

前置きが長くなりました、さあ「出産クラス」のスタートです。

出産クラスの内容

最初の「お腹の赤ちゃんをイメージしてみましょう」では、司会進行の助産師さんが参加しているプレママに妊娠周期を聞いて、答えが30週だったら今赤ちゃんは1キロぐらいですねと、お腹の中にいる赤ちゃんと同じくらいの大きさの人形を見せてくれ、その後自由に触る時間がありました。人形は色々なサイズがあり、3キロの新生児サイズのものからとても小さい子まで揃っています。大きさや重さがリアルで、表情も可愛らしいので、ニューボーンフォトを撮影している私は練習用に持って帰りたいなあとつぶやきながら人一倍長く抱っこしていたのでした(笑。

赤ちゃん人形

他にもホワイトボードを使って、お腹の中の赤ちゃんの成長の過程を妊娠初期、中期、後期と時期ごとの特徴を説明してくれました。ママさんたちは本やネットの情報で今赤ちゃんがどんな状態か知っていると思いますが、パパさんは知識が少ない場合もあるのでこういう教室で教えてもらえると理解が深まりますね。

グループワーク①「自己紹介」では、各テーブル3組−4組のパパママがいるのでそれぞれで簡単に自己紹介をしました。フリートークなので、どんな会話になるかは私たち次第ですが、それぞれの出産予定日と今どんな準備をしているのかを話しました。他のママはどんな様子で過ごしているのか気になっている人は遠慮なく情報交換するチャンスですね。

グループワーク②「おさんの当日!みんなで考えてみましょう」ですが、これがとても楽しかったです。ピンクのカードが妊婦さん、みずいろのカードが旦那さんで出産当日の行動や気持ちを表しています。これをワイワイみんなで時系列に並べるゲームです。例えば、陣痛が2分間隔になったとか、お風呂に入る、破水した、頑張って、などです。並び順に100%の正解はありませんが、困ったら近くの助産師さんにアドバイスを求めたり、グールプの中で経産婦さんや本からしっかり予習しているママさんのリードに委ねるなどして進めました。みずいろカードの少なさに「旦那さんはやること少ないね」とみんなで笑ったりしましたが、それでも陣痛が始まったタイミングによってはずっと付き添ってもらう大切なパートナーですから、二人で出産当日の流れを知っておくことはとても良い経験でした。

ワークの中で、お風呂に入るというのがあり産後のことかなと思ったのですがこれは陣痛が始まってから病院の中でもお風呂に入ることもあるそうです。初産の場合、陣痛が始まってから実際に赤ちゃんをとりあげるまで10時間以上もかかるので、陣痛の感覚がまだ長いタイミングで痛みを逃したり、痛みが引いてしまった時にリフレッシュするために入ることがあるようです。

休憩を挟んでラストは、2組の出産当日の様子のビデオ映像です。ビデオはダイジェスト版という感じで、各組5分くらいずつでしょうか。1組は畳のあるお部屋での出産の様子でした。もう1組の最後は分娩台の上で赤ちゃんが生まれたシーンでしたがどちらの部屋も薄暗いくらいの明るさです。分娩って手術台の上でギラギラの照明が当たってというイメージがありますが、日赤では昔ながらの自宅の出産のような雰囲気もあるような、フリースタイル出産が可能なんです。畳のスペースは少し小さめでしたが、陣痛の痛みもどんどん下がってくるみたいで、その痛みに合わせて姿勢を変えて、椅子につかまったり、四つん這いになったり、自分が楽な姿勢をとることが出来ます。アクティブバースや水中出産が可能なことが私が日赤を選んだ理由の一つなので、実際の映像や骨盤模型と赤ちゃん人形をの説明を聞いてさらに納得することが出来ました。

他に驚いたのが、陣痛が始まってからもなるべく栄養補給してほしい、当日までは体重が増えすぎないように気をつけていた人も、好きなものを好きなだけ食べて良いということでした。食事ができる妊婦さんはお産がスムーズだそうです。ビデオからも、バナナを食べるシーン、キスチョコの大きな袋が写っていたりと、ちゃんと食べてくださいね〜というメッセージが伝わってきました。

助産師さんのこのメッセージを真に受けて、私は夫に大好きなケーキやフルーツを買ってきてもらえるとワクワクしていたのですがそんな話を周りにすると、痛みで食事なんて出来ないとか、無理に食べて戻してしまったなど、出産が終わるまではそんな甘い話はない!とお叱りに近いエピソードを沢山聞くことに・・・。出産の痛みを不安に感じる方も多いようですが、こんな話を聞いても何故か全く不安にならないのです。痛みをどう感じるのか、どんな出産になったのかは、産後に余裕があったらまたブログで報告したいと思います。

出産のビデオで赤ちゃんをカンガルーケアするシーンはとりわけ感動的で、私を含めハンカチで涙を抑えるママさん続出でした。私も今から赤ちゃんに出会えることが楽しみです。そして、撮影させていただいた生まれたての赤ちゃん写真にはその可愛くて小さな姿だけでなく、生まれてくるまでの沢山の想い出が詰まったものなんだと改めて実感しました。

日赤の分娩室は子供や家族を含め誰でも立会いが可能です。そしてビデオ撮影、写真撮影も可能なことがフォトグラファーの私にとっては大切なポイントでした。そうそう、入院グッズの中にはカメラ・ビデオ本体はもちろん、十分なメモリが残っているメモリーカード、予備バッテリーや充電器を忘れないようにしたいですね。

ビデオ上映と当日の流れの説明が終わると出産クラスはお開きです。希望するパパさんはマタニティーベストの体験も。そして、他に嬉しいポイントは病院が用意している産後グッズの実物が確認できたことです。

入院時にもらえる産後用品セットの中身(人形はついてきませんよ!)

では、自分で用意しなきゃいけないものは何かというとマタニティーノートの中に、<出産時の準備品>という形でP12-13に用意するアイテムのリストがあります。他にも、入院のタイミング(破水したら?出血があったら?)や連絡先など大切な情報が網羅されているので、出産クラスへの参加が難しい方はこちらをしっかり読み込んで疑問は助産師さんに遠慮なく質問しましょう。

マタニティーノート

出産クラスを終えて、私は出産がますます楽しみになってきました!今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。

生まれたての赤ちゃん(新生児)のニューボンフォト、ナチュラルニューボーンフォトをご自宅へ出張して撮影が可能です(その様子のブログはこちら)。また日赤広尾の入院病棟での撮影もできます。よろしければHPもご覧ください。

お問い合わせお待ちしています!※産休を経て2018年2月より撮影を再開しました。


この記事を書いたヒト:

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ライフスタイルフォトグラファー 飯村みほ